セラミック矯正

一般的に、歯並びを整えるのは「歯列矯正」、歯の形や色を整えるのは「セラミック治療」とされています。

当院では、これらを合わせた「セラミック矯正」を行っています。具体的には、「セラミックの被せ物」で歯の形や色を整えるだけではなく、歯並びも一緒に整えていきます。

一般的な矯正治療とセラミック矯正の比較について、多くの患者さんからご質問をいただくため、簡単に違いをまとめてみました。下記をご覧ください。

歯列矯正とセラミック治療の比較

	治療期間	治療法	その他
矯正治療	1年半～2年	矯正装置	・抜歯が必要な場合がある ・歯並びの後戻りのリスクがある
セラミック矯正	1回～3回	セラミックの被せ物	・抜歯は不要 ・歯の色／形の調整も可能 ・歯を削る必要がる

ご覧の通り、セラミック矯正は短期間で美しい歯を手に入れられるメリットがある一方で、「健康な歯を削る」必要があります。セラミックの被せ物をするためには、天然歯を削ることは避けられません。

そのため、健康な歯を削ることに抵抗がある方には不向きな治療になります。そうした方には矯正治療がおすすめですので、矯正治療のページをご覧ください。

 

下記に当てはまる方は、矯正治療よりもセラミック矯正をお勧めしています。

1. 「短期間」で歯並びを改善したい方
2. 「特定の部位のみ」を集中的に治療したい方
3. 矯正装置の使用を「面倒」だと感じている方
4. 歯並びだけでなく、歯の「色」や「形」も全体的に良くしたい方
5. 矯正治療に伴う持続的な「痛み」を避けたい方

被せ物を製作するのは歯科医師ではなく、歯科技工士です。当院は、院内に技工所を完備し、歯科技工士8名が常駐しています。

被せ物等の補綴物（ほてつぶつ）の製作は外注するのが一般的なのですが、その分、時間もコストもかかります。
また、患者さんと直接やり取りできないため、どうしても補綴物のクオリティが低くなりがちでした。

しかし、院内技工にすることで、歯科医師と歯科技工士と患者さんが密にコミュニケーションを取ることができ、高クオリティな補綴物を提供することが可能になりました。期間やコストも削減につながるため、患者さんの負担も軽減できます。